塩を使いこなすと美味しい料理が作れます

一番身近な調味料は「塩」です。その塩も、多種多様な種類があります。例えば私達日本人に馴染み深い調味料は海水から取れる海塩ですが、ヨーロッパや北アメリカでは海があった土地から採掘される岩塩を使っています。どちらも同じ塩ですが、栄養分に違いがあり、一般的に海塩のほうがミネラル分に優れ、岩塩はカルシウムやマグネシウムが多く含まれています。また、栄養素だけではなく調理にも合う合わないがあります。和食は昔から海塩で調理されてきたように、和食に合うような製塩法を研究して作っています。そのおかげか、魚などは海塩で作ったほうが美味しくできます。また水に溶けやすい性質を持つために、サラダドレッシングや煮物などには、海塩を使ったほうが良いです。逆に岩塩はどうかというと、海塩よりも塩分を強く感じ粗い粒なので、肉料理に向いています。牛肉などの赤肉にたっぷりまぶして焼くことで肉の旨味と喧嘩せずに美味しく仕上がります。岩塩独特の荒い粒子は、海塩にはない刺激を舌に与えるので快感物質を多くうみだす効果があるのです。その他にも、ガーリックソルトやハーブソルト系など、塩と他の香辛料を混ぜ合わせることで、即席料理の味付けにも使える万能調味料があります。こういった塩に分類される変わり種の調味料は、いくつか数を揃えておくことで、料理のレパートリーも格段に広がっていくことでしょう。